大分アレルギー研究会に参加して
9月20日 大分大学医学部にて開催された,大分アレルギー研究会に参加してきました。
テーマは「乳児の喘息について」 三重大学の小児科教授のお話でした。
常日頃,お母さんがたから鼻水,咳についてのご相談を数多く受けていますので,診療終了後,体力的にきつい部分もあったのですが,アレルギー専門医として必須だと考え,聴講して参りました。
喘息と言うと,以前日本においては致死率も欧米に比べて高く,恐ろしい病気であったのですが,最近はステロイド吸入薬の普及により,致死率も下がり。コントロールが良好であれば,怖い病気ではないと認識していました。しかし,乳幼児に関しては,死亡率含め,喘息のコントロールがうまくいかないケースが多いということが,非常に驚きでした。
そして,近々発表される,喘息治療のガイドラインについてのお話もあり,内容の変更点も含め,非常に勉強になりました。
当院は,日曜診療を行っている関係上,なかなか遠方の学会に出向くことはできないのですが,こうした形で新しい知識を得て,地域の皆さんに還元して参りたいと考えています。
首藤耳鼻咽喉科(しゅとじび)
大分市の耳鼻咽喉科,小児耳鼻咽喉科,アレルギー科
院長 首藤純