第15回大分アレルギー研究会に出席して
昨日大分大学医学部にて開催された,第15回大分アレルギー研究会に出席してきました。
今回注目していた演題は,食物アレルギーに対しての,大分県の取り組みに関する演題,食物や,薬によるアレルギー性の疾患についての演題,そして喘息の子供さんの新型インフルエンザ対策法などです。もちろんその後に行われた,特別講演,佐賀大学小児科の濱崎教授の「小児の気管支喘息」もしっかりと拝聴して参りました。
土曜日の夜という少し講演会としては,特殊な時間でしたが,有意義な勉強をさせて頂きました。今後の診療に役立てて行きたいと考えました。
この中で,エピペン(アナフィラキシーショック初期対応薬)の議論が活発になされました。この注射の説明は,前のこのブログを参考にして頂くとして,この薬の処方には講習会を受けることが必須なのですが,私も先日講習を受講し,当院でも処方が可能となっています。アナフィラキシーショックについては,最初の5分の対応がその後の明暗を分けると言われていますので,今後当院でも,食物アレルギーや,ハチアレルギーの方には,積極的に広めて行きたいと考えています。