TOSスーパーニュースに出演
先日TOSテレビから「黄砂の影響について」取材をさせてほしいとの依頼があり,
本日昼取材,本日夕方放送(TOSスーパーニュース内)となりました。
黄砂は直径4−8ミクロンであり,肺胞に到達するよりも,むしろ鼻で捕えられる
方が多く,そのため鼻に下記の成分が影響を与えます。
○黄砂の成分であるケイ素そのもの
○黄砂に含まれるカビの成分や細菌毒素
○工業地帯上空を通過するために付着する硫黄酸化物,窒素酸化物
しかしながら詳細不明な部分も多く,論文として出版されているものも少ないのが現状です。
もともとアレルギー性鼻炎(花粉症)がある方の方が影響は大きいようですが,アレルギー性鼻炎を
もっていない方も黄砂が多い日は花粉症のような症状が出る方も多いようです。
症状が持続すると(こじらせると),咳を伴ったり,副鼻腔炎(蓄膿)を併発したりするため,
早期の受診が望ましいと考えます。
首藤耳鼻咽喉科 院長 首藤純