当院に患者さんをご紹介頂く先生方へ
「鼻出血が今まさに出ている」「呼吸苦が出現している」など明らかに緊急を要する疾患の患者さんをご紹介頂く場合は,受診前にお電話を頂けると幸いです。
処置に時間がかかるため,(当院は救急病院ではありません),当院の混雑状況によっては,当院の受診よりも高次医療機関の受診をお勧めする可能性があるためです。
当院を経由して高次医療機関へ行くより,最初から高次医療機関へ行って頂いた方が,患者さんに二度手間という迷惑を避けることができる場合があると思うからです。
「鼻出血が今まさに出ている」「呼吸苦が出現している」など明らかに緊急を要する疾患の患者さんをご紹介頂く場合は,受診前にお電話を頂けると幸いです。
処置に時間がかかるため,(当院は救急病院ではありません),当院の混雑状況によっては,当院の受診よりも高次医療機関の受診をお勧めする可能性があるためです。
当院を経由して高次医療機関へ行くより,最初から高次医療機関へ行って頂いた方が,患者さんに二度手間という迷惑を避けることができる場合があると思うからです。
これまで「アレルギー性鼻炎」とか,「アレルギーの鼻だね」とか,「一年中鼻が悪いからあなたはホコリ(ハウスダスト)アレルギーでしょう」と言われている方はいらっしゃいませんか?
他にも,スギの花粉の季節に耳鼻科に行ったら「花粉症です」と言われました,なんて方もいらっしゃるかもしれません。
これらは,その時の症状と,耳鼻科であれば鼻の中の見た目(鼻内が腫れている)で判断して,医者が言ったものです。
でも,本当に一年中鼻炎だから,原因はハウスダストなのか?それは,検査しないとわかりません。
事例1:血液検査をしてみたら,ハウスダストは陰性で,花粉症が春(スギ,ヒノキ)〜夏(イネ科)〜秋(キク科)と一年中連続していたことが原因だったことが判明。
また,春のスギの季節に悪いから「花粉症」なのか?
事例2:血液検査をしてみたら,スギは陽性であったが軽度で,自覚症状は無いものの,他に一年中影響を及ぼすハウスダストアレルギーも持っており,スギ+ハウスダストで,春になると増悪していたことが判明。
さらに,ネコは赤ちゃんの頃からずっと飼っていて,鼻水もないから,ネコアレルギーは無いでしょう?
事例3:血液検査をしてみたら,ネコにも,飼ったことの無いイヌにも,ハウスダストも,花粉症も,全てに陽性であることが判明。
※近年の研究で,2歳未満のネコへの接触は,ネコアレルギーを助長し,さらに,ネコアレルギーはイヌよりも,喘息やアトピーにも影響が大きいことがわかってきました。
このように,血液検査をしてみないと,わからないことも多々あるのです。
血液検査の方法には,下記の2つの方法があります。
◯指先から採血して最短20分で判明するもの(8項目の固定)
ダニ,スギ(春),カモガヤ(夏),ブタクサ(秋),ヨモギ(秋),イヌ,ネコ,ゴキブリ
デメリット:ハウスダスト,ヒノキ花粉症が調べられない。2段階評価である
◯腕から採血する方法
項目はオーダーメイドに変更できる(ただし12項目/月まで)
項目固定であれば,33項目で食物アレルギーも含めて調べることが出来る。
6段階評価でアレルギーを判定できる。
デメリット:結果判明まで1週間時間を要します。暴れられると採血しにくい。
〜共通のデメリット〜
検査としては1項目320円程度と高価である(8項目調べれば320円X8)※3割負担で
患者さんの有している全てのアレルギーがわかる訳ではない
検査で陽性だからといって,全てが症状が出る訳ではない
詳細は,添付のお知らせをご覧下さい。
韓国におけるMERS 中東呼吸器症候群の流行を考慮し,中東地域,および韓国に最近渡航歴のある方で,発熱,咳嗽などのある方は,感染を拡大する恐れがありますので,直接医療機関(当院含む)を受診せず,まず大分県相談に連絡するようにお願い申し上げます。
韓国と日本は毎日1万数千人が行き来していると言うことですので,おそらく時間の問題で日本でも感染が起こると思われます。MERSには最初の段階では特徴的な症状が無く,発熱や咳嗽などの感冒症状のみですので,通常の医療機関を受診すれば,風邪と言うことになってしまいます。そうしている間に,家族,職場,医療機関の職員を介し,感染が拡大することになりますので,韓国,中東地域に最近2週間以内に渡航後,感冒症状が出た方は,まず,大分県健康対策課 健康危機管理班にご連絡下さい。
決して直接医療機関を直接受診しないようにして下さい。
受診される方も気持ちよく受診し,早く快方にむかう為に,また診察する医師,スタッフも誠心誠意皆さんのお役に立てる為に,以下の点をご高配下さい。医療機関であっても,患者さんと医師,スタッフの人間関係,信頼関係が重要と考えています。
※新患の方はもちろん,再来の方であっても,月1回の保険証,受給者証のチェックを行いますので,保険証,受給者証は必ず持参して下さい。持参ない場合は,自費診療になります。保険者からの指導によるものです。
※一部負担金を持参されない方の受診はお受けできません。(いわゆるツケ/売り掛けは,医療法で禁止されています。)
※「お金がかかっても必要な検査をすべて受けたい」,「○○検査をしてほしい」「△△という薬は使えませんか?」などの検査や処方に関するご要望のある方は,受付もしくは院長にお話し下さい。特に検査は全て行うと保険診療でもかなり高額になるものもございます。例えばアレルギーの血液検査は保険診療内ですが,耳鼻科の検査としては金額も高額です。必要が強く認められる場合や,患者さんの希望がある場合は行いますが,希望されない患者さんも多い為,全員の方にやっている訳ではありません。
※前医で内服していた薬(飲み切っている場合も含む),高血圧や糖尿病など持病で内服している薬がある場合は,お薬手帳や内服の説明書を必ず持参して下さい。また,血液検査のデータや母子手帳,健康診断/学校検診の受診票なども,ご持参下さい。特にアレルギー性鼻炎で血液検査をされたことのある患者さんは,結果用紙をご持参頂けますと,初診時からより詳細な診療,アドバイスが可能となります。
※特に子どもさんを診察する場合,本人の訴えが少ない分,周りの保護者の方からの情報が診察の重要なヒントとなります。お母さんの代役の方が子どもさんを連れて来られる場合(お父さんやおじいちゃん,おばあちゃん)は,前日,前々日のお子さんの様子をよくお母さんからお聴きになってお見え下さい。また,夜勤などで前日から朝までの様子をご存じないお母さんが連れてお見えになる場合も同様に,子どもさんの直前の様子を聴いてからお見え下さい。
※「鼻出血が今まさに出ている」「非常に息苦しい」など緊急を要する疾患でお見えになる患者さんは,特に受診前にお電話を頂けると幸いです。処置に時間がかかるため,(当院は救急病院ではありません),状況によっては,高次医療機関を紹介する可能性があり,その準備の目的のため,ご諒解下さい。
※症状の悪い方は,平日早めの時間の受診をお勧めいたします。症状がひどく高次医療機関の紹介をするとなると,受け入れ側の問題もあるためです。耳鼻咽喉科的に高次医療機関を救急で紹介するとなると,基本的に大分大学医学部附属病院,大分県立病院の2施設に紹介するしかありません。大きな病院であっても,当然ですが,土日よりも平日,夜よりも昼,昼よりも朝の方が,当然マンパワーがありますので,よりよい治療,より迅速な処置を受けられる可能性があることを,ご承知置き下さい。また,当院が休診の時でも症状増悪があれば,また不信な点があれば,早期の他院/他科受診をお勧めいたします。
※当院では,耳鼻咽喉科的に高次医療機関での更なる精査を必要とする患者さんの紹介先として,大分県立病院および大分大学医学部附属病院耳鼻咽喉科をご紹介しておりました。平成26年4月1日よりこのうち大分大学医学部附属病院耳鼻咽喉科の初診の方の受付が完全予約制となり,当院を受診して当日すぐのご紹介や,患者さんが直接受診をすることが出来なくなりました。つまり,こちらから大分大学医学部附属病院耳鼻咽喉科に紹介する旨の連絡をし,予約を入れることが出来た段階でのご紹介となります。大分大学医学部附属病院耳鼻咽喉科では,初診の患者さんが多いため,待ち時間が長くなる日も多く,このような方針になったものです。ご協力をお願い申し上げます。
※薬のみの処方は原則受け付けておりませんので,ご了承下さい。行政の指導によるものです。
※診療時間の急な変更(受付中止)もあり得ますので,来院される前にはwebやお電話で診療中かどうか必ずご確認下さい。例えば,皆さんが大切な食事会の時に,レストランに連絡を入れるのと同じことです。せっかく遠方からお見え頂いても閉まっていたのでは意味がありません。(大変混雑する日が多く,ご迷惑をおかけいたしております。診療のレベルを下げないため,やむを得ず受付を早期に終了する事がありますので,何卒ご了承下さい。)
(医)純洋会 首藤耳鼻咽喉科
※ご注意:平成27年6月現在,TRT療法は,テレビ(NHKためしてガッテン)や雑誌などで紹介され,お試し希望患者さんがたいへん多く順番を待っておられます。現段階で予約をいれましても,TRTを試して頂けますのは,H27年10月以降となりますので,ご了承下さい。TRT療法の順番を待つ間は,ご希望があれば補聴器リハビリ療法や前医と異なる内服治療,点滴治療などで加療致します。(平成27年6月12日現在)
ご希望の方は、まず通常の外来におみえ頂き、耳鳴治療希望である旨を,問診票に記入下さるかやスタッフにお知らせ下さい。その後,専門医による耳の診察や聴力検査,耳鳴検査を行います。現在のご自身の耳の状態を正確に把握することが大切だからです。その後に,補聴器外来(耳鳴外来)(月1回 第2水曜日)の予約をお取りします。
また、内服薬の効かない耳鳴治療に関しては,補聴器リハビリ療法とTRT療法があります。
補聴器リハビリ療法は,通常の補聴器を装着し,聴こえにくい音域を改善することで,耳鳴の軽減を図るものです。
TRT療法は,耳鳴りを打ち消すような音を出す器械を耳に装着して頂き(見た目は補聴器とほぼ同じです)耳鳴の軽減を図るものです。
いずれも,装着したとたんに,耳鳴が全く無くなると言った類いの夢のような器械ではありません。