2009年を終えるにあたって
本年の診療も本日12月29日までです。
開院して2年半,実に1万人を超える方々に来院頂きました。100%の満足を与えられる医療というものは,なかなか実現できるものではありません。特に患者さんが多い昨今は,じっくりとお話を伺いたくても,どうしても病気に特有の症状の要点を聴き出すことが主体となってしまい,そのためにセカセカした医療になってしまいがちであることを,日々反省致しております。しかしながら,この2年半,一度もいい加減な医療を行ったつもりはありません。治療方針を立てるにあたって,薬だけでいくのか,処置/手術(切開など)が必要なのか,それをはっきりとさせるためには,どのような検査が必要か,どのような説明をすれば,患者さんご自身や親御さんにご納得頂けるか,またより高次の医療機関に紹介するべきケースなのか,そしてそのタイミングはいつなのか,外来の短い時間の中で,医師として当然ではありますが,毎日頭をフル回転させています。
2010年を迎えるにあたって,これからも自分が患者の立場となった時に,また自分の子供が患者である時に,また自分の両親,祖父母が患者であるときに,受診して,受診させて納得できる医療を,院長以下スタッフ一同,引き続き行って参る所存です。もちろん,自分の考えうるベストの医療を行っていくために,院内研修をはじめとした,日々の研鑽,勉強も,これからも継続していきます。
皆さんに感謝を込めて,2009年のブログを終えます。
そして,来る2010年もよろしくお願い申し上げます。
首藤耳鼻咽喉科 院長 首藤純