レーザー治療は完全予約制です。
初めての方も,以前にレーザー治療(APC;アルゴンプラズマ)を受けた方も,レーザー治療は完全予約制と致しておりますので,ご希望のある場合は必ず事前のご連絡をお願い申し上げます。
初めての方も,以前にレーザー治療(APC;アルゴンプラズマ)を受けた方も,レーザー治療は完全予約制と致しておりますので,ご希望のある場合は必ず事前のご連絡をお願い申し上げます。
本年度より新専門医制度がスタートし、旧制度より順調に移行していない旨は、普通誌にも掲載されておりました。しかしながら、耳鼻咽喉科に関しては、新制度へ着々と移行いたしております。
学会出席のみならず、出席すべき講演を限定され、遅刻厳禁、途中退室も認めないというロックアウト状態の厳戒態勢の中での講演となります。
特に、11月12日、13日に広島国際会議場で行われた、日本耳鼻咽喉科学会総会では、全国の4000人余りの耳鼻科専門医のうち、3000人以上が出席するという異例の事態となりました。
制度の厳密化には基本的に賛成いたしますが、この制度では、参加人数が巨大化するため、学会が大都市での開催に限られ、都市部の医師にとっては、参加し単位取得がしやすくなり、大分のように新幹線すら開通していない地域の医師にとっては、専門医の継続更新をするのに、自院を休診し、患者さんに迷惑をかけてしまうという難点があります。
末端の開業医の声を反映されていないように思います。
扁桃炎を悪化させ,点滴までも行ったものの改善なく、緊急入院にまで至る患者さんが増えております。
悪化する方の共通点は、
①喉が痛かったが、仕事の都合で2−3日間受診出来なかった。
②喉が痛かったので、市販の感冒薬や鎮痛剤を飲んで、しのいでいた。
③自己判断で、家にある以前もらった薬を飲んでいた。
④リウマチやヘルニアで、ロキソニンなどの鎮痛剤を常用しているため、咽頭痛や発熱の出現が遅れてしまい、腫れ上がってから来院した。
他にも喉をかえって悪化させる理由はありますが、
下に記載している理由で,とにかく喉の痛い方は,平日,午前,早め早めの耳鼻科受診(当院でなくていいのです)をお願いします。
仕事が終わってからとか,2−3日様子を見てとか言ってる場合じゃありません。緊急入院沙汰,救急車沙汰にならない為のキーワードです。
ノドの痛みで受診する方が増えています。早期に受診して頂ける方はよいのですが,その一方かなり悪化するまで,かぜ薬程度の薬や,鎮痛剤で,自己治療をしている方が多いのが特徴です。また、もともとへルニアなどで鎮痛剤を常用している方は、喉の痛みも抑えられており、痛みが隠されている可能性がありますので、ご注意ください。
喫煙,肥満、糖尿病が、非常に悪影響を及ぼしているのも特徴です。
喫煙:煙を吸う訳ですから,そもそも健康にいい訳ありません。ましてや,のどの病気がある時に,タバコ吸うなどもってのほかです。院長も25年前まではヘビースモーカーでした。タバコを吸いたい気持ちはいまだにわかります。でも,タバコはダメです!
肥満:太ると扁桃も太ります。肥大するのです。いびき,無呼吸の原因になり,扁桃が大きいと,普段から,食物,空気がそこにあたるので,扁桃炎を起こしやすくなるのです。(もちろん,痩せていても悪くなる人はいますが)
糖尿病:血糖値が高いということは、感染(バイキン)に弱いことを意味します。つまり、健常の方よりも細菌が繁殖しやすいのです。また抗生剤も強いものが使いにくく、より悪化しやすいので十分に気をつけるべきです。
自分の身体は自分で守るものです。
のどが痛くて(腫れていて)飲みこめない,通常の食事が出来ない,眠れない(目が覚める)などの症状が出たら,のどの炎症がかなり進行していることになります。風邪ではありません。
場合によっては,救急車沙汰となり,緊急入院,緊急手術になるようなのどの炎症(急性喉頭蓋炎,扁桃周囲膿瘍)もあります。かぜ薬や鎮痛剤でごまかしても,それは正しい治療ではありません。また普段から、ロキソニンなどの鎮痛剤を常用している方は、咽頭痛や発熱が遅れて出現しますので、十分お気をつけください。
「仕事が休めない」「土曜,日曜日に開いている病院がある」からと言って,ノドの痛みが通常の食事がとれなくなるほどになってしまっては,手遅れの可能性もあります。
当院でなくて構いませんので,のどの痛みがひどくなってきたら,とにかく平日午前の早め早めの耳鼻咽喉科受診を強くお勧め致します。
ご自身の仕事の休日を待っていては,命に関わるることもあります。平日午前なら助かるものが,夕方や土日では助けられない可能性があると言うことです。
耳鼻咽喉科的疾患が重症となると,診てもらえる高次医療機関は,午前中であれば県立病院耳鼻咽喉科(水曜除く)もしくは大学病院耳鼻咽喉科(開業医からの紹介予約診療のみ)の2施設があります。逆に言うと,この2医療機関しか大分県にはありません。(その他の総合病院,医師会立病院,国立病院に耳鼻科はありません。)
さらに,午後や土曜日曜は,大学病院耳鼻咽喉科のみしか紹介先はありません。つまり,大学病院耳鼻科が緊急手術などで断られた場合,行く先がないのです。だからこそ,平日午前の受診を強くお勧めしています。
毎年お1人は,小生が救急車に同乗し,緊急搬送ののち,即座に緊急手術(気管切開:首に穴をあけ呼吸を確保する)となる方がおります。