日曜診療しゅとじび雑感
日曜日に診療を始めて2年あまり。
大分県耳鼻科では初めての試みでした。
従業員の確保をはじめとする雇用問題を乗り越えてでも実現したかったのは,耳鼻咽喉科の専門的診察,治療が日曜日に無いことで,大分の患者さんは非常に損をしているのではないかと考えたのです。
最近ではすっかり日曜診療は根付いてくれて,遠方からでも日曜日ならということでお見え頂いています。また,家族連れでの受診が多いのも,日曜診療の特徴であり,家族の方に喜んで頂けるのも日曜診療を行う者の喜びと言えるでしょう。
一方,他の診療科では診断のつきにくい,耳鼻科が専門である緊急を要する疾患,例えば急性喉頭蓋炎(ノドの奥が腫れて,窒息の恐れがある)や,扁桃周囲膿瘍(扁桃の炎症が悪化し,膿がたまる)などの病気の患者さんも多く見えられますが,その場合は入院が必要になりますので,近隣の県立病院や大学病院の先生方には非常にお世話になっています。感謝です。
また,その他の耳鼻科救急疾患としては,外傷性鼓膜穿孔(耳かきで耳をついた),咽頭の魚骨異物,外耳道異物(昆虫が耳に入った),鼻腔異物(鼻にビーズを詰めた)に対しては,県立病院や,医師会立病院,総合病院,消防署!,保健所!からもご紹介を頂き,県民の皆さんのお役に立てていることがうれしいです。
そりゃ,日曜くらい休みたい日もありますが,まだまだがんばって日曜診療続けていきます(^^)/
首藤耳鼻咽喉科 大分市