お薬手帳
最近は何処の医院さんや,調剤薬局でも,お薬の内容を書いた紙や,お薬手帳にお薬の内容を書き込んでくれるところが多いようです。これは,他の医院を受診した際に,「今飲んでいるお薬はこれです。」という形で,拝見させていただくわけですが,ところが,まだまだ充分うまく活用されていない患者さんが多いようです。
たとえば,こんなケース。他の医院で鼻水の薬を1週間飲んだが効かないので,新しく受診されて,お薬の処方を希望される場合です。鼻水をとめる鼻炎のお薬は,強いものから弱いものまで,何種類もあるので,効かなかったお薬とは別のものを処方しようとするのですが,前の医院さんで処方されていた薬がわからない。お薬は飲み終わったので,お薬の説明の紙は捨ててしまった。。。となると,せっかく新しいお薬を出したくても,同じものになってしまう可能性があるわけです。
ですから,飲み終わった後でも,お薬の紙は保存しておいて,役立てていただきたいのです。
そして,医療機関を受診される際には,保険証と同じように,今飲んでいる(飲んでいた)お薬の紙を,医療機関にご持参下さいますようお願い申し上げます。