大分県大分市の耳鼻科・アレルギー科・気管食道科・小児耳鼻科【耳・鼻・のど・アレルギー性鼻炎・中耳炎・めまい・副鼻腔炎・難聴・顔面神経麻痺などの病気】首藤耳鼻咽喉科

大分県大分市の耳鼻科・アレルギー科・気管食道科・小児耳鼻科・首藤耳鼻咽喉科
〒870-0945 大分県大分市津守12組2 TEL 097-567-8714
診療の順番受付システムはこちら
〒870-0945 大分県大分市津守12組2 TEL 097-567-8714
診療の順番受付システムはこちら
  • サイトマップ
  • 文字サイズの変更
  • 小
  • 中
  • 大
  • 2024年11月
    « 10月    
     123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    252627282930  
この記事の投稿日:2015年06月09日

めまい(急性期)の患者さんへ

この記事は2015年6月9日に公開されたものです。
現在は状況が異なる可能性がありますのでご注意ください。
最新の情報はこちらをクリックしてトップページからご確認をお願いいたします。

めまいが急に起こったらどうしますか?

本当にひどい場合には,嘔吐を反復し,歩けないほどの状態になることもあります。

この状況を急性期のめまいと言います(めまい発作とも言います)。

めまい,嘔吐で通常の生活が送れない状態になった場合,耳鼻科の立場からすると,一番心配なのはやはり脳から来るめまいです。すなわち脳出血,脳梗塞(脳溢血)などのことです。耳鼻科のめまいよりも,脳から来るめまいの方が重症であることが多いからです。

初期の軽度の小脳梗塞などは耳鼻科的なめまいとの鑑別が困難なこともあります。

医療の順番として,まず重症のものでないかを判定し,しかる後に,それ以外のものでないかを判定するべきと考えます。

つまり,慢性的なめまいではなく,急性期のめまいは,まず脳神経外科などで脳が原因でおこるめまいでないかをチェックし,その後に,耳鼻科的なめまい(多くは三半規管の異常から来るめまい)をチェックするというのが,効率的な順番であると考えます。

あまりにもめまいがひどければ,脳から来るものであれ,耳鼻科的なめまいであれ,いずれにせよ入院なども考慮しなくてはいけません。そうなると,クリニック(入院施設を持たない医院)での治療は困難となり,結局高次医療機関に送らねばなりませんので,二度手間になるよりは,入院施設をもつ脳神経外科などの受診をし,まずめまいの急性期を改善しましょう。

その後に,耳の症状(耳のつまり感,聴こえにくさ)などが残存すれば,早期に内耳性めまいを疑い(突発性難聴に伴うめまい,メニエル病)など,頭を動かすとめまいが起こるのであれば三半規管の中の耳石異常である,頭位めまい症などを考慮し,耳鼻科の受診を行うのが肝要ではないかと考えています。また,難聴とめまいがしつこいのであれば,聴神経腫瘍(耳と脳をつなぐ聴こえとめまいの神経の腫瘍)を疑い,脳神経外科でのMRIを紹介することも必要でしょう。


  • 診療受付時間のご案内
  • 交通アクセスのご案内
  • 順番受付システムのご案内
  • 初診の方向けの問診票ダウンロード
  • 事務長ブログ
  • 首藤歯科クリニック
  • 当院は地域医療の充実に貢献する「大分県立病院・地域医療連携登録施設」です。

ページトップへ戻る