首・めまい・口とのど・あごに関する症状についてよく頂くご質問
「首・めまい・口と喉(のど)・顎(あご)」に関する症状についてよく頂くご質問とお答えです。ご参考の上で耳鼻咽喉科への受診にお役立てください。また、自覚症状は人それぞれですので、不安に感じられる箇所や日頃から気にかかる症状は、まずはお早めに首藤耳鼻咽喉科へご相談ください。
Q1.めまいがあり、脳神経外科で耳鼻科に行くよう言われたのですが?
A1.めまいは、脳からくる中枢性のものと、耳およびその周辺からくる末梢性のものに大別されます。有名なメニエル病も末梢性で、耳鼻科が取り扱う疾患です。他の科で原因のわからなかったようなめまいでも、耳鼻咽喉科的な検査で、原因の見当がつくこともありますので、長引くようなめまいの時は、脳外科はもちろん、耳鼻科も受診されることをおすすめします。
Q2.首が腫れているようなのですが?
A2.首の腫れにはリンパ節によるもの、唾液腺によるもの、甲状腺によるものなどいろいろな原因があります。そのため、腫れた原因に応じた対応が必要です。当院ではまず、エコー(超音波検査)を行い、何が腫れているのかを診断の上、その腫れた原因に対しての、精査・加療を行います。甲状腺疾患に関してもご相談下さい。
Q3.寝ている時にいびきがひどく、息も止まっているようなのですが?
A3.※2023/06/15現在、希望者多数のため無呼吸検査の新規受け入れを停止しています。
マスコミでも多く取り上げられているいびきや睡眠時無呼吸症候群は、まずその状態の把握が必要です。寝ている間にどのくらいの時間、どれくらいの頻度で息が止まっているのかを、まずご家庭で検査して頂きます。
その結果に応じて無呼吸の原因を精査し、その原因に対して加療をおこないます。結果が中途半端であれば、入院によるPSG検査(他院紹介)が必須となります。
中等症の方は寝ている間にマスクを付け、空気を吸ってもらう治療法(CPAP)です。但し適応でなければ、開始できません。また高額な機械をお貸出することとなりますので、毎月の受診が必要です(販売は致しておりません)
軽症の方は、スプリント療法(寝ている間にマウスピースを付けて頂き、下あごを少し突き出すような体勢として、呼吸の通り道を楽にさせる)の適応ですが、これも適応となるための条件を満たさなくてはなりません。スプリントの作成にあたっては、当ビル1階にある首藤歯科クリニック(院長父開設)に依頼をすることにより、作成が可能ですが、かかりつけの歯科で作製可能なら紹介状発行もします。(紹介状がないと保険が効きません)
最重症の方は高次医療機関に全身麻酔手術をお願いする場合もありますが、全身麻酔のリスクもあり、まずは全身疾患の治療や、ダイエットを求められる場合もあります。
Q4.タバコを1日20本、20年以上吸っています。最近声が枯れてきたのですが?
A4.タバコはのどにとって確実に有害です。長期間にわたる喫煙の方は、喉頭癌の危険性も高く、充分な検査が必要です。当院では細径の電子内視鏡を導入し、予約や食事制限なしで即日検査が可能です。具体的には、鼻が痛くないように鼻に麻酔のスプレーを行った後、ゆっくりと内視鏡を鼻から挿入して、咽頭・喉頭(のど仏まで)の観察を行います。時間は2~3分程度で、その場で写真をお見せしながら説明致します。病変があれば治療、必要あれば高次医療機関に紹介となります。
また要件を満たせば、禁煙外来(下記)も可能です。ご相談ください。
Q5.舌に違和感があります。癌でしょうか?
A5.舌は非常に繊細な臓器です。髪の毛1本口の中にあってもわかるくらいですから、その繊細さがうかがえると思います。そのため、ちょっとしたことでも違和感が出やすい場所です。診察をさせて頂いて、そのうえで腫瘍の疑いがあれば、高次医療機関に紹介するなどの対応を行います。まずはご来院頂き、診察させて下さい。
Q6.禁煙したいのですが、いい方法はありませんか?
A6.簡単な検査を行い、ニコチン依存症と診断されれば、当院では保険適応による禁煙治療が受けられます。これはチャンピックスという内服薬やニコチンパッチ(シール)を張って禁煙を3ヶ月(5回通院)で行う方法です。使用には条件がありますので、詳細は事前に御相談下さい。(令和6年現在停止中)
Q7.口をあけるとあごや耳の前が痛いのですが?
A7.口をあけにくい、顎を動かすと音がする、顎が痛いなど、口の開け閉めに伴う症状は、顎の関節に原因のある顎関節症という病気の場合が多いのですが、それ以外にも耳の中の病気の可能性もあり、歯科や耳鼻咽喉科両面からの診察・治療が必要です。当院では、耳鼻咽喉科や歯科の両面からの診察を行い、顎の関節、耳の内部の病気の両方の治療に対応ができます。早期の受診をお勧めいたします。