「耳」に関する症状についてよく頂くご質問
「耳」に関する症状についてよく頂くご質問とお答えです。ご参考の上で耳鼻咽喉科への受診にお役立てください。また、自覚症状は人それぞれですので、不安に感じられる箇所や日頃から気にかかる症状は、まずはお早めに首藤耳鼻咽喉科へご相談ください。
Q1.子どもが中耳炎と言われています。鼓膜を切開、チューブしたほうがいいでしょうか?
A1.中耳炎には様々なタイプがあり、液がたまる滲出性の場合には、まず内服を行ってみて、効果がない場合に切開を行うことが多いです。高熱がある、痛みが強いなど急性の場合や、内服薬であまりにも治りが悪い場合や鼓膜の変形(陥凹、癒着)がある際にはやむを得ず、鼓膜を切開、チューブ留置せざるをえない場合もあります。当院では可能な限りご家族の要望も考慮して、適切な治療を行います。
Q2.風邪の後、耳から汁が出るのですが?
A2.中耳炎の可能性があります。経過が長いのであれば、慢性中耳炎(鼓膜に穴があいている)を考えますが、骨が溶けていくような特殊な中耳炎(真珠腫性中耳炎)や外耳炎(外耳道真珠種、真菌症)などもあるので、耳鼻咽喉科を受診されることをおすすめ致します。
Q3.耳鳴りがするのですが、年のせいでしょうか?
A3.耳鳴りには様々な原因があり、加齢性に聴力が低下することが最も多い原因であり,難治である原因です。しかし、年齢のせいだと決めつけていると、突発性難聴や進行性感音難聴、低音障害型感音難聴、聴神経腫瘍などの病気を見逃すことになりかねません。当院では、車イス対応の聴力検査室で、聴力の評価を行い、そのうえで必要であれば耳のCT検査(聴神経腫瘍疑いは脳外科にMRI検査ご紹介)を行い、耳鳴の原因を精査します。またお薬も,西洋薬,漢方薬など様々な選択肢を使って頂けます。さらに内服で改善しない場合には,補聴器補充療法,TRT療法などを用いて,しつこい耳鳴に対処します。しかしながら,耳鳴はなかなか改善しない場合も多く,根気づよい治療が必要と考えます。
Q4.聴こえが悪いのですが、年のせいでしょうか?
A4.まず、聴力の低下の原因をしっかりと把握することが必要です。そのうえで、原因に対しての治療が可能であれば開始します。特に急性感音性難聴(突発性難聴、低音障害型感音難聴など)は、早期の治療が必要です!
慢性的な難聴で、やむを得ず治療が難しい場合は、補聴器の処方を行います。当院では補聴器外来として月に2回補聴器のメーカーの方に来て頂き、補聴器を約2週間、お貸しだしいたします。その上で調子が良いようでしたらご購入下さい。
また,規定の聴力以下の場合,身体障害者認定を受けることが出来ます。院長は身体障害者福祉法第15条指定医であり,市町村の福祉課から身体障害者書類を持参頂くと,書類を記載致します。(要 数日)身体障害者に認定されれば,補聴器を支給してもらうことが出来ますが,機種などを選ぶことは出来ません。(通常は耳掛け型です。)規定の書類記入代金が2通分発生します。
Q5.鼓膜の穴をふさぐことはできますか?
A5.鼓膜の穴の大きさ、穴があいた原因にもよります。当院では穴がごく小さければ外来にて鼓膜穿孔閉鎖術を行う場合もありますが、※現在はコロナのため、基本的に高次医療機関を紹介します。
Q6.耳たぶのピアスをあけたいのですが?
A6.友人同士や医療機関以外で行うピアスは危険も多くおすすめできません。当院では医療用のファーストピアスを用いて行います。またアフターケアも行っています。料金は両側¥11,000円(ピアス代込み)です。高校生、耳軟骨や舌、ヘソには行っておりません。予約制ですので、まずは電話0975678714でお問い合わせください。